wordPressのテーマ stingerにはデフォルトでも十分なグローバルメニューがついてきますが、気持ち、ちょっと文字が小さいので、大きく変更する方法のご紹介です。

デザインの変更なので、修正するのは”style.css”ファイルだけとなります。
初心者の方は、敷居が高いと感じるかもしれませんが、少しだけコードを子テーマの”style.css”の中に記述すればいいだけなので、まずは習うより、慣れろで実践してみましょう。

変更(追加)するのは、#navi-in と#navi-in li の2つだけです。

CSS #navi-in の変更

header.phpの中を確認すると、120行あたりに

[code]<div id =”navi-in”>[/code]

の記述が見つかりますが、これが有名なCSSのid名の記述方法です。

CSSでは、セレクタという概念でその要素が付けられた名前のみをCSSスタイルを適用させる事が出来ます。

大きくその要素を分類すると、クラスセレクタ、idセレクタの2つです。それぞれ、記述方法にルールがあるので、CSSコードを読み解く時の参考にして下さい。

◆要素名.クラス名

[code]<div class=”kuzu”>..</div>[/code]

◆要素名#id名

[code]<div id=”navi-in”>..</div>[/code]

何が違うかというと、id表記のものは、1ページに一度しか使用しない場合に使います。難しく考えると1歩も先に進めなくなってしまいますので、最初のうちは、クラスを使うと覚えておいてもそんなに問題はありませんよ。
でも、今回の”navi-in”は、id名で記述されていますで、id表記でCSSを変更していきましょう。

[css]<br />#navi-in{
height: 50px;
border-top: 1px #FFFFFF solid;
border-bottom: 1px #FFFFFF solid;
box-shadow: 0 0 2px #999, 0 0 2px #FFF,0px 0px 18px 2px #FFFFFF inset;
}<br />[/css]

上下の幅を広くし、上下に白線を入れて締まりがよくなるように変更し、更にグラデーションをCSSのみの記述で対応する事が出来ます。

 

CSS #navi-in li の変更

phpファイルの中には、何処にも、

[php]<div id=”navi-in li”>..</div>[/php]

と書かれた表記はありません。しかし、以下のようにCSSファイルにスタイル内容を記述するときちんと反映されます。

[css]
#navi-in li {
position: relative;
float: left;

font-size: 13px;
line-height: 38px;
padding-left: 10px;

display: inline;
color: #555;
font-weight: bold;

padding-right: 10px;
border-left-width: 1px;
border-left-style:
dotted;
border-left-color: #CCC;
padding-top: 5px;

padding-bottom: 5px;
}
[/css]

これは、どういうことかというと、

[php]
<div id=”navi-in li”>..</div>
[/php]

の中に記述されている、

[php]
<li>..</li>
[/php]

にスタイルが適用されているのです。これは、セレクタとセレクタの間に半角スペースを入れて記述する事により、特定の範囲(今回においては、<div id=”navi-in li”>..</div>の中に記述されている<li>..</li>)にCSSスタイルが適用されます。この事を子孫セレクタといいます。

さて、肝心のCSSの記述内容ですが、文字を太くして見栄えを良くしています。

 

CSSで変更した結果

globalmenu_thumb[2]<変更前>

globalmenu2_thumb[2]<変更後>

いかがでしょうか、ちょっとCSSを変更しただけで簡単にレイアウト変更が出来るのです。

以上
グローバルメニューの文字を大きくカスタマイズする方法でした。